「経理の定型作業をPower Automateで自動化しよう」と意気込んで始めたものの、途中で心が折れかけたことがあります。結果的には一部の作業だけ自動化に成功したのですが、その過程で分かった「向いている作業」と「向いていない作業」の違いを書いておきます。
最初に挫折しかけた理由
最初に手を出したのは、複数のシステムをまたぐ複雑なフローでした。会計システムからデータを取得し、条件分岐で処理を変え、最終的にレポートを自動生成する、という欲張りな設計にしたところ、フローが複雑になりすぎてエラーの原因が分からなくなり、結局手動でやったほうが早いという状態に陥りました。
うまくいったのは「単純作業の自動化」だった
結局うまくいったのは、もっと地味な作業でした。決まったフォルダに届いたファイルを、決まった命名規則でリネームして別フォルダに移動する。特定のメールが届いたら、決まった相手に決まった文面で通知する。こうした「毎回まったく同じ手順を繰り返すだけの作業」は、Power Automateとの相性が非常に良いと感じました。
逆に自動化に向いていないと感じた作業
- 都度判断が必要な作業(金額や取引先によって対応を変える必要があるもの)
- 元データのフォーマットが毎回微妙に違う作業(表記ゆれがあるとフローが途中で止まる)
- 頻度が低すぎる作業(月1回程度なら、自動化の構築コストの方が高くつく)
これから始める人へのアドバイス
最初から複雑なフローを目指さず、まずは「コピー&ペーストを繰り返しているだけの作業」を1つ見つけて自動化してみることをおすすめします。小さな成功体験があると、フローの作り方の勘所も掴みやすくなります。
まとめ:自動化する作業の見極めが9割
Power Automate自体の機能は十分に強力です。ただ、どの作業を自動化の対象に選ぶかで、成功するかどうかがほぼ決まってしまう、というのが実際にやってみた感想です。


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