Notionを「情報の墓場」にしないための使い方|整理しすぎて挫折した経験から

ツール・アプリ活用
Picsum ID: 846

正直に告白すると、私自身もNotionを導入した当初、あれこれとデータベースやテンプレートを作り込みすぎて、結局更新が追いつかなくなり「情報の墓場」にしてしまった経験があります。この記事では、Notion自体の便利さの紹介というより、その失敗から学んだ「続けられる使い方」についてまとめます。

なぜNotionは挫折しやすいのか

Notionは自由度が高いツールです。ドキュメント、タスク管理、データベース、Wikiなど、何でも作れてしまいます。この「何でもできる」という特性が、実は挫折の原因になりがちです。

  • 最初に理想の構成を作り込みすぎて、運用が始まる前に力尽きる
  • ページやデータベースが増えすぎて、どこに何があるか分からなくなる
  • 更新ルールを決めずに始めた結果、情報が古いまま放置される

Excelやスプレッドシートであれば「とりあえず1シート作って使う」で済みますが、Notionは構造を自由に設計できる分、最初の設計に時間をかけすぎてしまう人が多いように感じます。

続けられている会社に共通する使い方

いくつかの顧問先でNotionの活用状況を見せてもらった中で、うまく定着している会社にはいくつか共通点がありました。

最初は「議事録」「タスク管理」など、1つの用途に絞る

いきなり全社Wikiのような大きな構想から始めず、まずは特定のチームの議事録やタスク管理といった、範囲の狭い用途からスタートしている会社が多いです。小さく始めて、使う習慣ができてから用途を広げるほうが、結果的に定着率が高くなります。

「更新する人」と「更新のタイミング」を決めている

ページを作りっぱなしにせず、「週次のミーティングの冒頭で必ず更新する」のように、更新のタイミングを業務フローの中に組み込んでいる会社は情報が古くならずに済んでいます。逆に「気づいた人が更新する」というルールにしている会社は、だいたい数ヶ月で更新が止まっていました。

テンプレートは他人のものをそのまま真似しない

SNSなどで紹介されている美しいNotionテンプレートをそのまま導入して、結局自社の業務に合わず使わなくなるケースもよく見かけます。テンプレートは参考程度にとどめ、自社の業務フローに合わせて簡略化することをおすすめします。

バックオフィス業務での活用例

経理・総務まわりでは、次のような使い方が比較的定着しやすいと感じています。

  • 問い合わせ・依頼事項の受付データベース(誰が、いつ、何を依頼したかを一覧化)
  • 各種手続きのマニュアルをページとしてストックし、更新履歴を残す
  • 備品や契約書の管理台帳(更新日でソートして期限切れを防ぐ)

これらは更新頻度がそこまで高くなく、「たまに参照して、たまに追記する」という使い方に向いているため、Notionの自由度の高さがプラスに働きやすい領域です。

まとめ

Notionで挫折しないコツは、最初から完璧な情報基盤を作ろうとしないことです。用途を1つに絞り、更新するタイミングをあらかじめ決めておく。この2つを守るだけで、「作っただけで使われないページ」が生まれるのをかなり防げます。

📊 バックオフィス「成長乖離」セルフチェック

貴社のバックオフィス体制が、事業の成長スピードに追いついているか、3つの質問で簡易診断します。

以下の項目について、「頻繁にある(3点)」「たまにある(1点)」「全くない(0点)」で点数をつけ、合計してください。


Q1. 【情報連携】請求書や支払データ作成時に、経理担当者が他部署へ電話やチャットで内容を確認する作業が発生している。

Q2. 【属人化】銀行のネットバンキングや税理士連携用パスワードの管理が、担当者一人のPC内のみで行われており、社長や管理職が把握できていない。

Q3. 【時間ロス】営業担当や事業部長が、本来の営業活動以外の事務作業(発注書作成、契約書チェックなど)に、毎日3時間以上費やしている。


▼ 診断結果

【0〜2点の方:順調な成長フェーズです】現状、大きな問題は見当たりません。今の運用を維持しつつ、引き続き日々の改善を積み重ねながら、事業拡大を進めていってください。

【3点以上の方:成長スピードとのズレが発生中】貴社の仕組みは、事業拡大のスピードに追い付いていない可能性があります。まずは、現場(特に経理部門)にヒアリングを行い、有休消化率や残業状況を確認してください。

💡 さらに詳しい分析と対策が必要な方へ「具体的にどこがボトルネックなのか?」「何から改善すれば良いのか?」お問い合わせからご相談可能です。

ツール・アプリ活用仕事の仕組み化
シクミをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました