会計士として色々な会社の内部を見る中で、1on1ミーティングを導入している会社にもよく出会います。うまく機能している会社もあれば、「形だけの1on1」になってしまっている会社もあり、その違いについて気づいたことを書きます。
うまくいっていない会社に共通するパターン
一番多いのは、1on1が「進捗確認の場」になってしまっているケースです。タスクの進み具合を聞くだけの時間になると、部下からすれば「わざわざ時間を取ってまで話すこと」ではなくなり、次第に形骸化していきます。進捗確認は別の場(日報やチャットなど)で済ませ、1on1では別の話をする、という役割分担が必要だと感じています。
頻度についてよくある誤解
「忙しいから月1回にしよう」と頻度を下げる会社がありますが、これは逆効果になりやすいです。間隔が空くほど、話す内容が「近況報告」に寄っていき、深い話をする時間がなくなります。個人的には、短くても2週に1回程度の頻度を維持する方が、信頼関係の構築には効きやすいと感じています。
記録の取り方で差がつく
1on1の内容を毎回きちんと記録している会社は、半年後、1年後に振り返ったときに、部下の成長や悩みの変化を追うことができます。逆に記録を取らない会社では、同じ話を何度も繰り返すだけになりがちです。凝ったフォーマットは不要で、簡単なメモ程度でも継続することに意味があります。
マネージャーが実践すべき質問の考え方
「最近どう?」だけで終わらせず、「今、一番時間を取られていることは何か」「その中で、自分でコントロールできない部分はどこか」といった、具体的な負荷を掘り下げる質問を用意しておくと、話が深まりやすいと感じています。
まとめ:1on1は「制度」より「習慣」として続けることが大事
1on1をうまく機能させている会社は、完璧なフォーマットを持っているわけではなく、単純に「継続している」という共通点があります。凝った設計を目指すより、まずは形を崩さず続けることを優先するのが良いと感じています。


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